こんにちは。山本です。
※ピタリ株式会社では、6月14日に開催されるハッカソンイベント「【面白くて新しい経済データの見せ方を作ろう!】NewsPicks ハッカソン」へ微力ながら協力しております。
2015年4月21日からGoogleがそのサイトがモバイル端末に対応しているかどうか、を検索順位に反映していくという発表がなされたことは記憶に新しいと思います。Googleが把握しているWEBトラフィックの中で、モバイル端末からのアクセスが明らかに多くなっているということなのでしょう。ということは、企業のWEBサイトを見るユーザーも、やはりモバイル画面で閲覧してくことになるということです。
さて、今回のイベントですが、タイトルは「面白くて新しい経済データの見せ方を作ろう!」とある通りニュースキュレーションアプリ「NewsPicks」が開催に協力し、全上場企業の財務データを素材としてモバイル端末でのインフォグラフィックハッカソンを開催しようというものです。一見すると、一般企業にお勤めの方や、IT企業のエンジニアやデザイナーはあまり関係のないイベントと思われるかもしれません。
しかし、お待ちください。このイベントの肝はもっと本質的に広く有用な要素を持っていて、あらゆるエンジニアやデザイナーの方々にとって今後意味のあるイベントなのではないかと思っているのです。
では、何故それほど有用なのか?という部分は以下のとおりです。
本質は、「何を読み取って、どう見せるか?」
データを可視化する場合によく使われるのが、棒グラフや線グラフでしょう。しかし、グラフというのはデータの1面でしかありません。重要なことは、「何を読み取って、それをどう見せるか?」であり、特にどういう見方をしたか?を説明するためには、ある程度の根拠、言い換えれば「ストーリー」が必要です。
いい例として、
インフォグラフィックの作り方。マンチェスター・ユナイテッド編
https://www.visualthinking.jp/archives/20117
があります。あるデータを説明する際は、その見立てに説得力を持たすために「ストーリー」が必要なのです。その補助として、グラフや図形があり、全体として、より納得してもらえる提案となるわけです。
今回は、財務データというとてもリアリティのある数字群が提供されるわけですが、企業に置き換えると業績データとなり、会議や打合せ、事業戦略や計画立案の場面で重要な素材です。「ビジュアルに時間をかける」というよりも、考えた提案をストーリー立てて、より説得力を持たせて説明することが重要ですが、その見立てや、ストーリーテリングは、ハッカソンのようにチームで取り組むことで、より広い学びがあることでしょう。
数字を見せる場面は意外と多い
数字というのは、何も業績データだけではありません。例えば、
- 商品のスペックを説明する場面
- 他社や過去の商品との比較を強調する場合
- 売上計画や業務改善のためのプランニング
- 企画やマーケティングの日々の現場
そういった、数字を求め、説明していく作業は様々なシーンで必要になります。そういった場面で、簡単に、より効果的に社内外の相手に伝えるメソッドが構築されれば、ひいてはそれ自体が企業の成長に繋がるのではないでしょうか。
ハッカソンで色々な知見を得る
しかし、個人での作業や、知見には限界があります。時には他者の視点や他業界の習慣を取り入れることで、インフォグラフィックの効率化が図れることもあるでしょう。そのような場合は、セミナーへの参加などもあるでしょうが、他者との交流を踏まえ実際に体験できるイベントが「ハッカソン」です。どうしても身についてしまう自社の慣習や、固定概念は、外部からの刺激を受けることで、さらなる進化をとげるはずです。
ということで、長々と文章を書いてしまいましたが、本当にお勧めします。興味があればお気軽に!