先日に引き続き、山本です。
7月28日にさくらWORKS関内において
【「濱でウェブ解析 田中友尋が斬る! 【ちょっと気になる某ウェブサイトをみんなで見て分析しちゃおう~!!】Googleアナリティクス活用セミナー】
なるものに参加しました。このところさくらWORKS関連のイベントに多く参加していますが、得るものもある(と思っている)ので良しとしましょう。
さて、当日は、Googleアナリティクスを「ちゃんと」導入する、
というよりも、
「ちゃんとマーケティングしましょうね。」といった内容で、そのためのツールとしてGoogleアナリティクスを活用しましょうということでした。当然ですね。当日の資料をメールで頂けるということでしたが、まだ来ていません。。。
成果を出すための一歩目
では、さっそく行きましょう。メモを見返してみると、このように書かれてました。
- データを貯める
- データの現状を知る
- データから仮説をたてる
- 成果を出すために行動する
そして、
プラン・実行・チェック・アクション
そして、
高速に
うむ、なるほど。ということで、まずは現状の把握から行きましょう。実はGoogleアナリティクスの設置だけは、随分前に行っていたのでした。話が早い。
現在のhttps://pita-ri.jp/の状態を見てみますと、、、
はい。
これまでですと、最初のサマリーを見て、なんとなく終わっていました。今思うと非常に、非常にもったいないことをしていました。
ワークショップで学んだ【コツ】
今回のイベントではワークショップ形式でGoogleアナリティクスをどのように利用すれば良いのか?を学んだ気がします。
これまでは、というか始まるまでは、Googleアナリティクスの【操作方法】とか【どのメニューを見るのが成果なのか?】とかを意識していました。これが大きな間違いでした。
まーこれくらいの資料なら公開しても大丈夫かと思いますので、写真を。
壇上に上がった田中さんが仰っていましたが、そもそも、デフォルトの表示をそのまま見るんじゃない、ということです。この資料の場合は、平日限定で期間を指定したのセッション(訪問)のグラフですが、そういうグラフを
【カスタムレポート】で比較的カンタンに作って見られる
ということを知りました。
また、下のグラフでは、流入の分析として
このページ毎のセッションと直帰率やセッション時間の一覧から、改善点を探るという課題だったのですが、写真では解像度を落としていますが、
- リファラ(参照元・リンク元)がGoogleではなく、別の姉妹サイトになっている→検索結果の1位に出ていない
- ということは、検索が弱く、SEOの余地がある
- ダイレクト訪問(メルマガや、お気に入りからの直接アクセス)が多すぎて、分析しずらい
- モバイルのfacebookからの訪問時に、滞在期間が異常に短い→モバイル端末経由では殆ど取りこぼしている
などが読み取れました。ここまでわかると、それぞれの問題に対しての施策はわりと取りやすい。
モバイルから見たらどうなのか?とか、
特定のキーワードなら1位にくるけど、そのキーワード規模じゃ小さすぎるから別のキーワードにするとか、
メルマガのリンクにタグを仕込むとか。
この表自体は、ページ毎のセッション、新規セッション、新規ユーザー、直帰率、セッション時間などのごく初級のアナリティクスのカスタムレポートの表です。
さらにもうひとつ。コンテンツ分析として、
各ページにおけるユーザーの行動として、
- 閲覧開始ページが一番多いトップページで、約半数が離脱している
- 閲覧開始ページが2番目に多いページでは、離脱が倍増している
が読み取れました。
これらから、「トップページの表示が遅い」、「トップページからの導線が悪い」、「ユーザーが欲しい情報のページでの訴求が弱い」が考えられました。例えば、トップページからの導線が悪いという問題などは、
- 遅いフラッシュなどを使っていないか?
- 見て欲しいページへの導線をもっと目立たせて増やしてみよう
などの具体的で、すぐに出来る施策が考えられます。
状況を見るためではなく、具体的な施策のために。そして目標設定。
これです。これまでは、現状把握や、「WEBサイトどれくらい見られてるのかな〜?」ということだったかと思います。しかし、
たった1つの表やグラフからでも、取るべき施策と、施策後の目標設定を、すぐに実行できるくらい具体的に読み取れる
ということが、今回、一番大きな衝撃でした。
まさに、
プラン・実行・チェック・アクション
そして、
高速に
が出来るじゃないですか。カンタンに。
一応、イベント内では、「TBC」とか「マクロ」「ミクロ」「ABC分析」などの単語解説はありましたが、
要は、上記のような
目標達成の向上とそのためのアクションを決めるため
といっていいのではないでしょうか。
これが今回のイベントで学んだ自分なりのコツのようなものです。
さて、次回は実際に https://pita-ri.jp/ の現状から、目標設定、実際に行った施策を書いてみようかと思います。
本日はここまで。