商品パッケージオプションは、1つの商品を複数の商品(構成品)の組み合わせとして登録し、見積・受注の明細に展開できる機能です。セット商品やユニット製品のように、「売るときは1商品だが、中身は複数の部品でできている」商品を扱う場合にご利用ください。

構成品には在庫を連動させることができます。受注時に構成品の在庫を引き当て、納品時には親商品の在庫で足りない分だけ構成品の在庫を差し引くという動きになるため、「完成品の在庫が足りないので、部品から組んで出荷した」という運用をそのまま在庫に反映できます。

見積詳細画面の「商品パッケージ」タブ
見積詳細画面の「商品パッケージ」タブ

目次

パッケージ商品でできること

  • 商品ごとに構成品(パッケージ)を登録できます。構成は2階層まで作れます。
  • 登録した構成を、見積や受注の明細ごとに展開できます。展開後は伝票ごとに数量や単価を調整できます。
  • 受注では、構成品の在庫を引き当てられます。
  • 納品すると、引き当てた構成品の在庫が差し引かれます。
  • 構成品をまとめて発注できます。
  • 構成の内訳を「商品明細表」として印刷できます。
  • 構成品の合計金額を、親商品の販売単価・仕入単価に反映できます。

3つの画面にタブとして表示されます

画面タブでできること
商品詳細画面その商品の構成(パッケージマスタ)を登録・編集します。すべての起点になります。
見積詳細画面見積の明細ごとに構成を展開し、内容を調整します。
受注詳細画面受注の明細ごとに構成を展開します。在庫引当もこの画面から行います。

タブの名称はいずれも「商品パッケージ」です。

ご利用の前に

機能を有効にする

オプション機能をお申し込みいただいた後、役割と権限メニューで「商品パッケージ」にチェックを入れ、権限を指定してください。権限を設定するまでタブは表示されません。

「役割と権限」で商品パッケージを有効にします
「役割と権限」で商品パッケージを有効にします

権限による違い

権限できること
閲覧構成の参照、逆展開の確認、明細表の印刷
管理(編集)上記に加えて、構成の登録・編集・削除、CSV取込、在庫引当、発注

構成品に使う商品を先に登録しておく

構成品として登録できるのは、商品マスタに登録済みの商品だけです。先に商品を登録してから、パッケージの構成を組んでください。

在庫を連動させる場合は、構成品側の商品で在庫管理を有効にしておく必要があります。在庫管理の対象外にしている商品は、引当・納品のいずれでも在庫が動きません(画面には「在庫無効」と表示されます)。

① パッケージの構成を登録する(商品詳細画面)

親商品(セットとして販売する商品)の詳細画面を開き、「商品パッケージ」タブをクリックします。

商品詳細画面のタブから開きます
商品詳細画面のタブから開きます

構成がまだ無い場合は「まだパッケージが指定されていません。」と表示され、CSVからの取込パネルと、他の商品からコピーするパネルが並びます。

商品詳細画面の「商品パッケージ」タブ(パッケージマスタ)
商品詳細画面の「商品パッケージ」タブ(パッケージマスタ)

構成品を1つずつ追加する

  1. 追加」ボタンをクリックします。別ウィンドウで商品検索画面が開きます。
  2. 構成品にする商品を選びます。ウィンドウは開いたままなので、続けて複数の商品を選べます。
  3. 選んだ商品が行として追加されます。追加はその場で保存されます(「変更を保存」は不要です)。

追加した行の初期値は、販売単価・仕入単価が商品マスタの値、使用数が「1」、採用日が本日の日付になります。

構成品の内容を編集する

グリッド上で直接編集できます。編集すると「変更を保存」ボタンがオレンジ色に変わりますので、クリックして保存してください。

編集内容
並替ドラッグして並び順を変更します(行が2件以上のときに表示されます)。
削除その行を削除します。確認のうえ、すぐに反映されます。
カテゴリー / 品番 / 品名不可商品マスタの情報です。品名の虫めがねから商品詳細を確認できます。
採用日その構成を採用した日付です。参考情報として保存されるだけで、有効・無効の判定には使われません。
停止日日付が入っている行は「停止した構成」として扱われます(後述)。
販売単価構成品1個あたりの販売単価です。既定値は商品マスタの販売単価です。
仕入単価不可商品マスタの仕入単価が表示されます。
使用数親商品1個あたりに使う個数です。
販売価格 / 仕入価格不可単価 × 使用数で自動計算されます。
備考自由に入力できます。

採用日・停止日をまとめて設定する

グリッドの上にある「採用日指定」「停止日指定」に日付を入れて「反映」をクリックすると、一覧のすべての行にその日付が入ります。すでに日付が入っている行も上書きされますのでご注意ください。反映したあとは「変更を保存」が必要です。

停止日の扱いにご注意ください

停止日は「日付が入っているかどうか」だけで判定されます。今日より先の日付を入れても、その時点ですぐに停止した扱いになります。「来月から使わなくなる構成品」をあらかじめ予約しておく、といった使い方はできません。実際に使わなくなったタイミングで日付を入れてください。

停止日が入った行は次のように扱われます。

  • グレー表示になります。
  • 画面右上の「合計仕入価格」「合計価格」の集計から除外されます。
  • 見積・受注へ展開するときに展開されません
  • 他の商品からコピーするときにもコピーされません
  • 逆展開の一覧にも表示されません。
  • 行そのものは残るため、この画面では引き続き確認・編集できます。

合計金額を親商品の単価に反映する

商品単価に反映」をクリックすると、確認のうえ、構成品の合計金額を親商品の商品マスタへ書き込みます。

  • 親商品の販売単価 ← 画面右上の「合計価格」
  • 親商品の仕入単価 ← 画面右上の「合計仕入価格」

反映されるのは画面に表示されている合計です。編集した内容を保存せずにこのボタンを押すと、未保存の値で親商品の単価が更新されます。先に「変更を保存」を済ませてから実行してください。

なお、合計に含まれるのは直下の構成品のみです。子パッケージ(2階層目)の金額は加算されません。子の金額は、その子商品自身の単価に含まれている前提のためです。

他の商品から構成をコピーする

似た構成の商品がすでにある場合、その構成をまるごとコピーできます。このパネルは構成が0件のときにだけ表示されます

  1. 「他の製品からコピー」欄に、コピー元の商品の品番を2文字以上入力します。
  2. 候補から商品を選ぶと、その商品の構成品が一覧で表示されます。
  3. 内容を確認して「登録」をクリックします。

コピーされるのは直下の構成品だけです。停止日が入っている行はコピーされません。

この商品がどこで使われているか調べる(逆展開)

逆展開」をクリックすると、いま開いている商品を構成品として使っている親商品の一覧が表示されます。部品の単価を変更する前に、影響範囲を確認するときにお使いください。

停止日が入っている構成は一覧に表示されません。現役で使われている親商品だけが並びます。

構成は2階層までです

構成品として登録した商品が、さらに自分の構成を持っている場合、その内容が子パッケージとしてグレー背景の入れ子で表示されます。

  • 子パッケージの内容はこの画面では編集できません。変更するには、その子商品自身の商品詳細を開いて編集してください。
  • 子パッケージの「使用数」は、親の使用数を掛けた展開後の数量で表示されます。(例:親の使用数2 × 子の使用数3 = 6)
  • 3階層目は登録しても読み込まれません。孫のさらに下は表示も計算もされませんので、構成は2階層に収まるよう設計してください。

② 構成をCSVでまとめて登録する

構成品の数が多い場合は、CSVファイルからまとめて登録できます。「CSV」ボタンで現在の構成をダウンロードし、それを雛形として編集する方法が確実です。

CSVの列構成

見出し内容
1内部ID空欄=新規追加/数値が入っている=その行を上書き更新。
2親品番取り込む先の商品の品番。一致していないと取り込めません。
3品番構成品にする商品の品番。商品マスタに登録済みである必要があります。
4品名参照用です。取込時には使われません。
5採用日「2026-04-01」の形式。空欄可。
6停止日同上。空欄可。
7使用数小数第2位まで。
8販売単価小数第2位まで。
9(仕入単価)参照用です。取込時には使われません(商品マスタの値が使われます)。
10備考自由入力。

取り込むときの注意

  • 文字コードは Shift-JIS で保存してください。UTF-8 で保存すると文字化けし、品番が一致せずエラーになります。
  • Excelで編集する場合は、セルの書式をすべて「文字列」に指定してください。品番や日付が意図せず変換されることを防げます。
  • 「CSV」ボタンでダウンロードするとき、「0から始まる品番など、EXCELの自動変換機能用に品番に”#”記号を追加しますか?」と確認されます。「0001」のような品番をお使いの場合は「OK」を選んでください。取込時に「#」は自動で取り除かれます。
  • 1ファイルにつき1MB・1,000行までです。超えた分は取り込まれません。
  • CSVに書かれていない既存の行は削除されません。取込は「追加」と「上書き」だけを行います。構成をそっくり入れ替えたい場合は、先に「全て削除」してから取り込んでください。
  • 「内部ID」列は編集しないでください。他の商品からダウンロードしたCSVを流用する場合は、内部ID列を必ず空欄にしてください。別の商品の内部IDが残っていると、その構成行がこの商品へ移動してしまいます。
  • ダウンロードしたCSVには子パッケージの行も含まれます。その行は「親品番」が異なるため、そのまま取り込むと「子商品」エラーになります。編集して取り込み直す場合は、子パッケージの行を削除してください。

エラー行があった場合

最初の取込では内容の確認だけが行われます。問題のある行があると、1件も登録されずに「取込エラー行」の一覧が表示されます。

「結果」欄の表示原因
取り込み対象外品番または親品番が空欄です。
子商品親品番が、取り込む先の商品の品番と一致していません。
マスタに登録がありません品番に一致する商品が商品マスタにありません。

内容を確認して、CSVを修正して取り込み直すか、「エラー行を無視して取込」をクリックすると、エラー行を除いた正常な行だけが登録されます。

③ 見積・受注にパッケージを展開する

見積詳細画面・受注詳細画面の「商品パッケージ」タブを開きます。商品マスタにパッケージ構成が登録されている商品の明細だけにパネルが表示されます。

どの明細も該当しない場合は「パッケージが設定されている商品がありません。先に商品管理画面にてパッケージを設定してください。」と表示されます。画面上部の「商品マスタのパッケージを管理する」から商品一覧を開いて、先にマスタ側の構成を登録してください。

見積詳細画面の「商品パッケージ」タブ
見積詳細画面の「商品パッケージ」タブ

構成を読み込む

ボタン見積受注動作
商品マスタから読込商品マスタに登録された現在有効な構成を、その明細に展開します。使用数は「マスタの使用数 × 明細の数量」になります。
見積から読込見積から起こした受注のとき、見積側で調整した構成をそのまま受注へコピーします。
商品を追加構成品を1つずつ手動で追加します。
パッケージ内容を削除その明細に展開した構成をまとめて削除します。

見積の段階で構成品や単価を調整している場合は、受注では「見積から読込」をお使いください。「商品マスタから読込」を使うと、見積での調整内容ではなく現在のマスタの構成が展開されます。

展開された構成は伝票ごとに保存されます

一度展開した構成は、その見積・受注のデータとして保存されます。あとで商品マスタの構成を変更しても、すでに展開済みの伝票には影響しません

逆に、過去の伝票で改めて「商品マスタから読込」を実行すると、当時の構成ではなく、現在の構成が展開されます。古い受注の構成を確認する目的で読込を実行しないようご注意ください。

内容を編集する

展開した構成は、伝票ごとに販売単価・仕入単価・使用数・並び順を調整できます。受注では、これに加えて「備考」と「出荷倉庫」も指定できます。編集後は「変更を保存」をクリックしてください。

受注詳細画面の「商品パッケージ」タブ。引当済数と出荷倉庫の列が増えます
受注詳細画面の「商品パッケージ」タブ。引当済数と出荷倉庫の列が増えます

見積と受注の違い

項目見積受注
在庫引当○(「在庫引当処理」ボタン)
引当済数の表示
出荷倉庫の指定○(子パッケージを持つ行のみ、行ごとに指定可)
備考欄
見積から読込
納品後の編集ロック○(納品済みの明細は編集できません)
商品マスタから読込 / 商品を追加 / 削除
明細表の印刷
構成品の発注

親子で数量・価格を反映する

子パッケージを持つ行には、次の2つのボタンが表示されます。どちらも未保存の変更があるときにだけ押せます

  • 子に個数を反映(親行の右端・下向き矢印)… 親行の使用数に合わせて、配下の子の使用数を一括で計算し直します。
  • 親に価格を反映(子テーブルの右端・上向き矢印)… 子の金額の合計を集計して、親行の販売単価・仕入単価に反映します。

反映した内容は画面上の変更ですので、続けて「変更を保存」をクリックしてください。

削除する

操作内容
行の削除(ゴミ箱アイコン)構成品を1行だけ削除します。
パッケージ内容を削除その明細に展開した構成をまとめて削除します。

在庫を引き当てている行は削除できません。「在庫の引当があるため削除できません。先に在庫引当を取り消してください。」と表示された場合は、先に引当を取り消してから削除してください。

納品後は編集できません

受注の明細を納品すると、その明細の構成は編集できなくなります。画面上部に「納品がある受注の変更はできません」と表示され、単価・使用数・出荷倉庫の入力欄と、読込・追加・削除のボタンが操作できなくなります。内容を変更する必要がある場合は、先に納品を取り消してください。

④ 受注時に在庫を引き当てる

受注詳細画面の「商品パッケージ」タブにある「在庫引当処理」ボタンから、構成品の在庫を引き当てます。引き当てがまだ済んでいない構成品があるあいだ、このボタンはオレンジ色で表示され、タブ見出しにも「!」マークが付きます。

なぜ引当が必要なのか

受注を登録した時点で、親商品には受注数量ぶんの引当が立っています。パッケージの在庫引当は、その親商品の在庫を実際には使わず、代わりに構成品の在庫を使うことを指定する操作です。

この引当を実行していない受注は、納品しても構成品の在庫がまったく動きません。親商品の在庫だけがそのまま減ります。パッケージの在庫連動を使う場合は、納品前に必ず引当を実行してください。

引当画面の見方

「パッケージ在庫引当」画面
「パッケージ在庫引当」画面
内容
対象この操作で引き当てる行かどうかを表します。引当済みの行や在庫管理外の商品、引当数が0の行は「済」と表示され、対象外になります。
必要数引き当てる必要がある数量です。引当方法の選択によって変わります。
引当済この受注ですでに引き当てている数量です。
今回引当「必要数」から「引当済」を引いた、今回新たに引き当てる数量です。
在庫引き当てに使える在庫数です。フリー在庫に加えて発注済みでまだ入荷していない数量と、この受注ですでに引き当てている分を足し戻した値が表示されます。
(在庫不足)「今回引当」に対して在庫が足りない数量です。
出荷倉庫その行の在庫を引き当てる倉庫です。

一番上のグレーの行が親商品、その下が構成品です。構成品がさらに子パッケージを持つ場合は、入れ子で表示されます。

在庫が不足していても引当は実行できます。「(在庫不足)」の表示は注意を促すためのもので、処理を止めるものではありません。

2つの引当方法

画面上部の「引当方法」で、親商品の在庫をどう扱うかを選びます。ここで選んだ方法は受注ごとに保存され、納品時の在庫の動きを決定します

親在庫の不足分のみ引当

親商品の在庫で賄える分はそのまま親商品の在庫を使い、足りない分だけ構成品で補います。

例:親商品Pを10個受注、構成品Aは親1個あたり2個、親商品Pの在庫が4個ある場合

  • 親商品の不足数 = 10 − 4 = 6個
  • 構成品Aの必要数 = 2個 × 6 = 12個

親商品の在庫が受注数量以上ある場合、不足数は0となり、構成品はまったく引き当てられません。

親在庫を消費せず全て子在庫で引当

親商品の在庫があっても使わず、受注数量の全数を構成品で賄います。上の例では、親商品Pの在庫4個には手を付けず、構成品Aを 2個 × 10 = 20個引き当てます。

完成品の在庫を別の用途に取っておきたい場合や、必ず部品から組み立てて出荷する運用の場合にお使いください。

引当を実行する

引当方法を選び、内容を確認して「登録」をクリックします。

  • 構成品の引当在庫が「今回引当」の数量ぶん増えます。(=フリー在庫がその分減ります)
  • 実在庫はこの時点では減りません。実在庫が減るのは納品時です。
  • 親商品の在庫はこの操作では動きません。親商品の調整は納品時に行われます。
  • 在庫履歴には「パッケージ受注引当」として記録されます。

引当を取り消す

引当画面の「引当の取消」ボタンから取り消せます。取消は受注単位で、その受注のパッケージ行すべてがまとめて解除されます。

  • このボタンは、引き当てる対象の行が残っていない状態(=すべて引当済み)のときに表示されます。
  • 納品済みの受注では引当の取消ができません。「出荷商品があるため、追加で在庫引当処理ができません。先に出荷履歴を取り消す必要があります」と表示された場合は、先に納品を取り消してください。

引当がリセットされる操作

次の操作を行うと引当の状態が変わります。操作後は引当をやり直してください。

操作引当への影響
受注明細の数量を変更した構成品の使用数が再計算され、引当が解除されます。画面上部に「受注個数を変更した場合、引き当て処理がリセットされています。」と表示されます。
パッケージ行の出荷倉庫を変更した引当が旧倉庫から新倉庫へ自動的に移動します。数量は変わりません。
受注明細を削除したその明細の構成品の引当が解除されます。
受注そのものを削除したすべての構成品の引当が解除されます。ただし、すでに納品して減った実在庫は戻りません。先に納品を取り消してください。

⑤ 納品時の在庫の動き

納品処理を行うと、引き当てておいた構成品の在庫が実際に差し引かれます。このとき親商品の在庫も同時に調整されます

基本の考え方

納品時は、親商品の在庫を先に使い、それでも足りない分だけ構成品の在庫を使うという順序で計算されます。親商品の在庫で賄えた分は、親商品の在庫がそのまま減ります。賄えなかった分は、いったん減らした親商品の在庫が戻され、代わりに構成品の在庫が減ります。

どこまでを親商品で賄うかは、引当を実行したときに確定した「不足数」で決まります。納品時点の在庫を見て計算し直すわけではありません。

ケース別の動き

親商品Pを2個納品するケースです。構成品Aは親1個あたり2個(=必要数4個)とします。

親商品Pの在庫引当時の不足数構成品Aの引当納品後:Pの在庫納品後:Aの在庫
5個(十分にある)0個0個▲2(5→3)変化なし
1個(足りない)1個2個▲1(1→0)▲2
0個(無い)2個4個変化なし▲4
5個 ※全数を子在庫で引当2個4個変化なし▲4

2個納品したのに親商品の在庫が1しか減らない、あるいはまったく減らない、というのは正常な動作です。減らなかった分は構成品を消費して組み立てた、という扱いになります。

子パッケージがある場合

構成品がさらに子パッケージを持つ場合も、同じ考え方が1段だけ繰り返されます。その構成品の在庫で賄える分は構成品の在庫を使い、足りない分だけ子パッケージの商品を消費します。

このとき、中間にある構成品(子パッケージを持つ商品)の実在庫は減りません。引当が解放され、実際に減るのは末端の子パッケージの在庫です。

分割納品した場合

複数回に分けて納品する場合、親商品の在庫枠を先に使い切ってから構成品が消費されます。

例:親商品Pの在庫1個、受注2個(不足数1個、構成品Aを2個引当)を1個ずつ2回に分けて納品した場合

親商品Pの在庫構成品Aの在庫
1回目(1個納品)▲1変化なし
2回目(1個納品)変化なし▲2
合計▲1▲2

1回目の納品では構成品の在庫がまったく動きません。これも正常な動作です。まとめて2個納品した場合と、最終的な結果は同じになります。

納品を取り消した場合

納品を取り消すと、その納品で減った分がそのまま元に戻ります。

  • 構成品の実在庫が戻ります
  • 構成品の引当も復活します。そのまま再度納品できます。
  • 親商品の在庫も、納品時に調整した分を含めて元の状態に戻ります。

返品(マイナス数量)の場合

受注明細の数量がマイナスの場合、引当は常に「全数を構成品で引当」として扱われます。

その結果、返品を納品処理すると構成品の在庫が増え、親商品(セット)の在庫は増えません。返品されたセットをバラして部品として受け入れる、という動きになります。

なお、マイナス明細でも引当を実行していなければこの処理は働かず、通常どおり親商品の在庫が増えます。

⑥ 構成品をまとめて発注する

見積・受注の「商品パッケージ」タブにある「商品パッケージ発注」ボタンから、構成品の発注データをまとめて作成できます。発注されるのは構成品(末端の部品)だけで、親商品は発注対象になりません。

発注の手順

  1. 「商品パッケージ発注」をクリックすると、構成品を集計した発注候補の一覧が表示されます。
  2. 「不足数の計算」で、在庫の見方を選びます(倉庫ごとに計算/全倉庫を合算/在庫を考慮しない)。
  3. 仕入先・入荷予定日・入荷先倉庫・数量を確認します。仕入ロットが設定されている商品は、ロット単位に切り上げた数量が入ります。実数で発注したい場合は「実数発注」にチェックを入れてください。
  4. 内容を確認して発注を登録します。

不足数は「必要数 −(フリー在庫 + 入荷待ち在庫)」で計算されます。

発注時のご注意

  • 仕入先が空欄の行、数量が0の行は発注されません。発注したい商品の仕入先が設定されているか確認してください。
  • 仕入先ごと・入荷先倉庫ごとに、別々の発注データが作成されます。複数の仕入先の商品が含まれる場合、発注書もその数だけ作られます。
  • すでにその受注・見積に紐づく発注がある商品は「済」と表示され、入力欄が編集できない状態になります(二重発注を防ぐためです)。
  • 発注済みかどうかは、受注・見積に紐づいた発注を検索して判定しています。手動で作成した発注や、その伝票に紐づいていない発注は「済」になりません。

⑦ 明細表を印刷する

見積・受注の「商品パッケージ」タブにある「明細表を印刷」から、構成の内訳を記載した「商品明細表」を出力できます。親商品・構成品・子パッケージが階層のわかる形で並びます。

印刷設定

設定項目内容
金額を表示するオフにすると金額欄のない構成表として出力されます。
親商品の金額を表示する親商品(受注・見積の明細)の金額欄の表示を切り替えます。
親商品の数量を表示する親商品の数量欄の表示を切り替えます。
印刷日受注日・見積日と、本日の日付のいずれかを選べます。
ヘッダーを印刷する帳票ヘッダーの有無を切り替えます。

お客様に構成の内訳をお見せしたいが金額は伏せたい、という場合は「金額を表示する」をオフにしてご利用ください。

ご注意いただきたいこと

在庫について

  • 引当を実行していない受注は、納品しても構成品の在庫が動きません。パッケージの在庫連動を使う場合、引当は必須の操作です。
  • 受注の数量を変更すると引当がリセットされます。そのまま納品すると構成品の在庫が減りませんので、必ず引当をやり直してください。
  • 引当時の「在庫」には発注済みでまだ入荷していない数量が含まれます。入荷予定があるだけで「親商品の在庫で賄える」と判定され、構成品が引き当てられないことがあります。この状態で入荷前に納品すると、親商品の在庫がマイナスになります。
  • 引当数より多く納品した場合、構成品の実在庫は必要数ぶん減りますが、引当の解放は引当済みの数量が上限です。構成品の在庫がマイナスになることがあります。
  • 受注を削除しても戻るのは引当だけです。納品済みの場合は、先に納品を取り消してください。

構成の管理について

  • 構成は2階層までです。3階層目は登録しても読み込まれません。
  • 停止日は「入っているかどうか」だけで判定されます。未来の日付を入れると、その時点で停止した扱いになります。
  • 採用日は参考情報です。有効・無効の判定には使われません。
  • 同じ商品を同じ親に重複して登録できてしまいます。意図しない重複がないか、登録後にご確認ください。
  • 「全て削除」ボタンは確認なしで実行されます。ご注意ください。
  • CSV取込の「内部ID」列は編集しないでください。他商品のCSVを流用する場合は必ず空欄にしてください。